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作品概要と基本情報
こんな人におすすめ!
✅日本と韓国の文化や風景が織り交ぜられた作品が好きな人✅美しい映像美やロケーションが好きな人
✅切ないラブストーリーや成長物語が好きな人
✅坂口健太郎ファンの人
ドラマの基本データ
国も言葉も違う二人が、もう一度出会ったら——。かつて日本で恋に落ちた男女が、5年の時を経て今度は韓国で再会する。『愛のあとにくるもの』は、再会・記憶・そして再び始まる愛をテーマに描かれた、日韓合作の純愛ラブストーリーです。
静かに流れる時間のなかで、言葉にできなかった想いやすれ違いが少しずつ解けていく——そんな繊細な物語が、日本と韓国の美しい風景を背景に展開されていきます。
「運命の再会」や「文化を越えた恋愛」に心惹かれる方なら、きっとどこかに共鳴する瞬間があるはず。
では、そんな本作の基本情報を以下でご紹介します。
作品情報 | |
タイトル | 愛のあとにくるもの |
原題 | 사랑 후에 오는 것들 |
英題 | What Comes After Love |
ジャンル | 恋愛 |
年 | 2024年 |
話数 | 全6話 |
脚本 | チョン・ヘシム ムン・ヒョンソン |
演出・監督 | ムン・ヒョンソン |
放送・配信について
韓国の放送・配信について | |
配信サイト | coupang play |
公開・配信日 | 2024年9月27日~ |
日本の放送・配信について | |
配信サイト | Prime Video |
配信日 | 配信中 |
あらすじ
5年前、日本で出会ったチェ・ホンと青木潤吾。偶然の出会いから始まった恋は、まるで運命のようにお互いを強く惹きつけました。けれど、いつしか離れ離れになってしまい、ふたりはそれぞれの道を歩むことに——。 離れていた5年間、お互いを忘れようとしても、心から消えることはなく、どこかでずっと思い続けてきたホンと潤吾。そんなふたりが、今度は韓国で思いがけず再会します。奇跡のような再会を果たしたその瞬間、止まっていた感情が一気にあふれ出し、ふたりの物語が再び動き出します。過去の記憶と現在の想いが交差する中で、それぞれが抱える“想いのかたち”に向き合っていく——そんなラブストーリーです。 |
[このブログでは、prime videoの作品情報を参考にあらすじをわかりやすく再構成しています。] |
キャスト
チェ・ホン役
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チェ・ホン役の役柄 韓国から日本に渡り、異国の地で生活を築いてきたチェ・ホン。強さと繊細さを併せ持つ女性で、過去の恋に傷つきながらも前を向こうとする姿が印象的でした。 イ・セヨンは、日本語のセリフも含めて非常に自然な演技を見せていて、特に心情の揺れ動きを細やかな表情で丁寧に表現していたのが素晴らしかったです。言葉の壁を越えても感情が伝わってくる、そんな演技力の高さに驚かされました。チェ・ホンという人物の、強さと孤独を同時に感じさせてくれる存在感でした。 | |
キャスト名 | イ・セヨン |
이름 | 이세영 |
Name | Lee Seyoung |
生年月日 | 1992年12月20日 |
血液型 | O型 |
身長 | 160㎝ |
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代表作品 | ルール通りに愛して! 赤い袖先 カイロス 運命を変える1分 王になった男 |
青木潤吾役
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青木潤吾役の役柄 物静かで内に多くを秘めた人物、青木潤吾。自分の気持ちをなかなか表に出せない不器用な性格で、再会したホンへの思いを心に抱えながらも、うまく言葉にできない葛藤が描かれます。 坂口健太郎は、そんな潤吾の沈黙や戸惑いを、セリフ以上に“間”や視線で語る演技で表現していて、寡黙な役柄の難しさを見事に乗りこなしていたと思います。時にじれったくもある彼の姿に、共感と疑問が交錯する不思議な余韻が残るキャラクターでした。 | |
キャスト名 | 坂口健太郎 |
Name | KENTARO SAKAGUCHI |
生年月日 | 1991年7月11日 |
血液型 | O型 |
身長 | 183㎝ |
sakaguchikentaro | |
代表作品 | CODE-願いの代償- Dr.チョコレート シグナル 長期未解決事件捜査班 東京タラレバ娘 |
キム・ミンジュン役
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キム・ミンジュン役の役柄 ホンの友達として登場するキム・ミンジュン。表面的には穏やかで優しそうに見えますが、その言動の裏にある思惑や感情が徐々に明らかになっていく中で、物語に微妙な緊張感を与えていました。 ホン・ジョンヒョンは、そうした“何かを隠していそうな空気感”を絶妙に漂わせながら、視聴者を惹きつける存在感を発揮していました。派手さはないけれど、静かに物語を揺らす役どころとして印象深かったです。 | |
キャスト名 | ホン・ジョンヒョン |
이름 | 홍종현 |
Name | Hong Jong Hyun |
生年月日 | 1990年2月2日 |
血液型 | A型 |
身長 | 183㎝ |
hjonghyun | |
代表作品 | 私たちの人生レース 絶対彼氏。 恋のハイヒール 親愛なる者へ |
小林カンナ役
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小林カンナ役の役柄 大学時代に潤吾と短い交際を経て別れを選んだ小林カンナ。表面的には過去を割り切ったかのように見えるものの、潤吾の近況を知る中で、自分の心に残っていた未練や嫉妬心に気づかされていきます。彼のそばにいた時間の名残が、現在の感情を静かに揺さぶる——そんな繊細な心の動きが描かれたキャラクターです。 中村アンは、落ち着いた大人の女性らしさの中に、かすかな動揺や葛藤をにじませる演技で、カンナという人物に奥行きを与えていました。出番自体は多くないものの、潤吾との過去や今の距離感を思わせる表情や佇まいが印象的で、物語に静かな余韻を残していたように思います。 | |
キャスト名 | 中村アン |
Name | ANNE NAKAMURA |
生年月日 | 1987年9月17日 |
血液型 | - |
身長 | 161㎝ |
cocoannne | |
代表作品 | 青島くんはいじわる 約束 ~16年目の真実〜 着飾る恋には理由があって SUITS/スーツ |
ドラマからピックアップ!今日の韓国語
「この単語、ドラマや映画で聞いた!」をどんどん増やしていきましょう♪
[意味] 日本
視聴レビュー
ネタバレなし感想
坂口健太郎出演と聞いて、放送前からとても楽しみにしていた作品でした。
日本と韓国、両方の文化や風景が交差するラブストーリーというだけでも新鮮で、どんな物語が展開されるのかと期待が高まっていました。
映像の美しさは特に印象的で、日本の四季の移ろいや、韓国の街並みなどが丁寧に描かれていて、まるで画面越しに旅をしているような気分に。
そして、驚いたのがイ・セヨンさんの日本語。発音もとても自然で、日本語での演技も違和感がなく、言葉の壁を超えた演技に本当に感心しました。
物語全体としては、静かなトーンでゆっくりと進んでいくタイプの作品で、余韻を楽しみたい人にはぴったりかもしれません。
中盤以降は少し重たい展開もありますが、それも含めて登場人物たちの感情の深さを描こうとしているのが伝わってきました。
登場人物の言動に戸惑う場面もあったのですが、それもリアルさの一部なのかもしれません。
また、現在と過去が交錯する構成はやや複雑ではありましたが、振り返ることでキャラクターたちの背景がより立体的に見えてくる仕掛けでもありました。
一つひとつの回想が、今の行動とどう結びついているのかを想像しながら観る楽しさもあったように思います。
もう少し緩やかな切り替えだったら、さらに感情に入り込めたかもしれませんが、それでも流れるような映像美が補ってくれていた印象です。
日韓の恋愛模様を丁寧に描いた本作は、静かだけれど確かな温度を感じるラブストーリーでした。
文化や言葉の違いをテーマにしたドラマはそう多くないので、そういった点ではとても新鮮で、心に残る瞬間がいくつもありました。
観る人によって受け取り方は違うかもしれませんが、国や文化の枠を越えた愛のかたちに触れたい方にはおすすめできる一本です。
ここから先はネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。
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ネタバレ感想
『愛のあとにくるもの』は、日本と韓国を舞台に繰り広げられる異国の恋愛物語。主演の坂口健太郎とイ・セヨンの共演も話題になりました。美しい映像美と異文化の交錯を描いた本作ですが、期待値が高かった分、思わぬ戸惑いも感じる作品となりました。本レビューでは、5つの視点から本作を掘り下げていきます。
1.青木潤吾というキャラクター|ミステリアスすぎて、ちょっとモヤ…
坂口健太郎が演じる青木潤吾は、とにかく寡黙で、自分の感情をなかなか表に出さない人物として描かれています。いかにも日本人らしいというか、控えめで思慮深い感じが漂っていて、一見すると誠実で真面目な人と好感を持ちたくなるのですが…。実際に物語が進むにつれて、え?なんでそこで何も言わないの?と、こちらとしてはじれったく感じる場面がどんどん増えていきました。
彼の行動は一貫して控えめで、自分の気持ちを口にすることが本当に少ないんです。相手に対して何か強い想いがあるのは伝わってくるのに、それを言葉にしないから、見ているこっちが勝手に補完しないといけないというか…。ちょっと疲れてしまうような感覚がありました。
特に、好きな人と再会したあとでも彼の態度は変わらず、むしろその無言のまなざしや行動が、少し怖く感じてしまう場面も。 好きだからこそ、どうにかしてそばにいたいという気持ちは分かるのですが、それが時に執着に見えてしまって、ストーカー的なニュアンスを感じる場面も正直ありました。
もう少し誠実に、正面から向き合ってくれれば…という思いが拭えませんでした。言葉にしてくれれば、感情の流れにも共感できたと思うんですが、その足りなさが物語への没入感を妨げていた気がします。
もちろん、潤吾のように不器用で思いを伝えるのが苦手な人って、現実にもたくさんいますし、共感できる部分もあります。感情をストレートに出せない分、行動で示そうとする誠実さも垣間見えるんですが、それでも彼の描かれ方にはもう少しわかりやすさが欲しかったです。
個人的には、もっと潤吾の内面を描写するような場面や、言葉で思いを伝える瞬間があれば、彼の魅力にも気づけたかもしれないなと思います。悪い人じゃないのに、なんだか損してるキャラだなという印象でした。
2.ユン・ホンの魅力|イ・セヨンの演技が素晴らしい!
一方で、イ・セヨン演じるユン・ホンは、もう初登場からとにかく魅力的でした。日本での生活に懸命に馴染もうと努力している姿勢が伝わってきて、そのひたむきさにまず心を掴まれました。
異国の地で暮らす不安や孤独、それでも前向きに頑張ろうとする芯の強さがにじみ出ていて、本当に応援したくなる存在です。しかも彼女は、韓国人としてのアイデンティティを大事にしながらも、日本の文化にもきちんと向き合っていて、両国の価値観の狭間で揺れ動く様子がとてもリアルに描かれていました。
潤吾があまりにも感情を表に出さない分、ホンのストレートな物言いがとても気持ちよくて、そうそう、そうやって言ってくれたらわかりやすいのに!と、観ていて何度も共感してしまいました。
さらに驚いたのが、イ・セヨンの日本語でのセリフが自然で素晴らしい! 正直、日本語での演技ってどうしてもぎこちなさが出てしまいがちだと思うんですが、セヨンさんは発音もイントネーションも本当に滑らかでした。
韓国語と日本語の切り替えも非常にスムーズで、異文化のリアリティや緊張感が見事に表現されていました。だからこそ、もっとホンと潤吾が韓国語で深く語り合うシーンがあってもよかったのでは…と思うくらい。
全体を通して、イ・セヨンの演技力の高さに改めて感服しました。 彼女が演じたからこそ、ホンというキャラクターの強さと優しさがちゃんと伝わってきたのだと思います。
視聴後にも印象が強く残ったのは、間違いなくホンの存在でした。
3.過去と現在の交錯|ちょっと混乱したストーリー構成
『愛のあとにくるもの』のストーリー構成で個人的に一番ひっかかったのが、過去と現在の時間軸が交錯する演出でした。
最初は「なるほど、回想シーンを通して登場人物の背景をじっくり見せていくんだな」と思っていたんですが、話が進むにつれて、その切り替えがあまりにも突然で…。正直、「え、今の感情の流れはどこいったの?」って戸惑う場面が何度もありました。
登場人物の感情が高ぶってきて「このあとどうなるんだろう…!」と期待していたところで、突然のフラッシュバックが入ってくると、どうしてもテンションが落ちてしまって…。
もちろん、過去と現在を行き来する物語って、心の変化や過去の出来事の影響を描くうえで非常に効果的な手法だと思います。でもこの作品では、スイッチがちょっと急すぎて、視聴者側が置いていかれるような感覚になりました。
もう少し丁寧に、「今どこにいるのか」が分かるような見せ方をしてくれたら、もっと感情移入できたと思います。物語の深みを出すための構成だったはずなのに、気持ちが入りきらなくなってしまったのは、少しもったいなかったかなという印象です。
4.映像美とロケーション|日韓の風景がとにかく美しい!
このドラマの中で、特に強く印象に残ったのが映像の美しさでした。日本と韓国、二つの国を舞台にしているだけあって、それぞれの風景や街並みが本当に丁寧に撮られていて、画面を通して季節の移ろいや街の空気感まで伝わってくるような感覚がありました。
日本では、四季折々の風景がしっかりと映し出されていて、まるで映画のような美しさ。 映像だけでも十分に癒しを感じられるほどです。
一方、韓国の街の雰囲気もとてもリアルで、観ていると「ちょっと韓国に行ってみたいな」と思わされるような、旅情をかき立てられました。
ただ、ひとつだけ気になったのが、物語のトーンと映像の美しさのギャップです。付き合い始めてからのストーリー展開はやや重く、気持ちが沈むような場面が続くのに、映像は終始きれいなまま。
視覚的にはうっとりしていても、気持ちの上ではしんどくなることもありました。
それでも、風景やロケーションの描写がこのドラマの魅力を支えていたのは間違いなく、旅ドラマのような楽しみ方もできたのが良かったです。
美しい景色の中にある静かな恋——そんな世界観を味わえるだけでも、一見の価値は十分にあると思います。
5.『愛のあとにくるもの』が惜しかった点と魅力
✔ 恋愛ドラマとしては切なさが強く、明るさが少なめ
✔ 主人公・潤吾の言動が共感しにくい
✔ 過去と現在を行き来する構成が好みを分ける
✔ 美しい映像と異文化交流の描写は魅力的
✔ イ・セヨンの日本語演技は素晴らしいポ
『愛のあとにくるもの』は、異文化を背景にした恋愛ドラマとして魅力的な要素を持っています。ただし、ストーリーの構成やキャラクターの行動に共感できるかどうかで、評価が大きく分かれる作品かもしれません。
キーワード🔑
#ロマンス #別れ #再会 #運命
あきらのひとりごとでした。