レビュー韓国ドラマ
俳優女優
新作一覧
プロフィール

『太陽の末裔 Love Under The Sun』レビュー|恋愛×戦場!命の重みを描く唯一無二の名作

2025/04/02

レビュー〈韓国ドラマ〉

軍人と医師という異なる職業の2人が困難を乗り越えて愛を育んでいくラブストーリー。戦地での人道的な問題や、正義と使命感、仲間との絆など、多くのテーマが盛り込まれています。
更新 2025.04.02

本ページは広告が含まれています

作品概要と基本情報

こんな人におすすめ!

✅ロマンス×アクションが融合したドラマが好きな人
✅感動するラブストーリーを求めている人
✅キャラクターの成長や友情を楽しみたい人
✅韓国ドラマ初心者でもハマれる作品を探している人

ドラマの基本データ

軍人と医師、まったく違う世界に生きる二人がどう出会い、どんなドラマを紡いでいくのか
命を懸けた現場で芽生える愛…気になりませんか?それでは『太陽の末裔』の作品情報をチェックしてみましょう。

作品情報
タイトル 太陽の末裔 Love Under The Sun
原題 태양의 후예
英題 Descendants of The Sun
ジャンル ロマンス、コメディ、ヒューマン
2016年
話数 全16話+SP3話
脚本 キム・ウンスク
キム・ウォンソク
演出・監督 イ・ウンボク
ペク・サンフン

放送・配信について

韓国の放送・配信について
チャンネル KBS
公開・配信日 2016年2月24日~
日本の放送・配信について
配信サイト U-NEXT
配信日 配信中
⚠️ 注意 ⚠️
本作は韓国版 全16話+SP3話、日本版 全24話と話数が異なります。

あらすじ

特殊部隊に所属する軍人、ユ・シジンは、ある事件をきっかけに病院で女医のカン・モヨンと出会います。命の現場で働く二人は、最初こそ考え方の違いに戸惑いながらも、次第に惹かれ合っていきます。

しかし、シジンの仕事は常に命がけで、時には理由も告げられないまま姿を消すこともあるため、モヨンはその不安定さに耐えきれず、彼との関係を終わらせる決断をします。

それから8カ月後——。モヨンは医療ボランティアチームの一員として、紛争地ウルクへ派遣されることに。思いがけず、そこには任務で駐留していたシジンの姿がありました。

再会を果たした二人は、過酷な環境の中で、再びお互いの存在と向き合うことになります。ウルクでの出来事を通して、彼らはそれぞれの信念や命と向き合う責任に直面しながら、かつての気持ちに再び向き合っていくのです。

軍人としての使命、医師としての信念——それぞれ異なる立場にいる二人が、戦地という非日常の中で交差し、心の距離を少しずつ縮めていく過程が丁寧に描かれていきます。

[このブログでは、U-NEXTの作品情報を参考にあらすじをわかりやすく再構成しています。]

キャスト

ユ・シジン役

ユ・シジン役の役柄
特殊部隊の隊長であり、冷静な判断力と圧倒的なリーダーシップを持つユ・シジン。軍人として命令に従いながらも、人としての優しさとユーモアを忘れない“ギャップの塊”のような存在です。
ソン・ジュンギは、その端正なルックスと落ち着いた声で、シジンの持つカリスマ性と柔らかさを絶妙なバランスで表現。任務中の鋭い目つきと、モヨンと過ごすときの穏やかな表情のギャップがたまりません。特に、任務と恋愛の間で葛藤する姿には、視聴者の心を掴む“人間味”がしっかりとにじみ出ていました。
キャスト名 ソン・ジュンギ
이름 송중기
Name Song Joong-ki
生年月日 1985年9月19日
血液型 A型
身長 178㎝
Instagram hi_songjoongki
代表作品 財閥家の末息子〜Reborn Rich〜
ヴィンチェンツォ
アスダル年代記
優しい男
ボゴタ 彷徨いの地

カン・モヨン役

カン・モヨン役の役柄
才色兼備のエリート医師カン・モヨンは、自分の信念に従い命と向き合う強さを持つ女性。最初は軍人の生き方に戸惑いを見せながらも、戦地という過酷な環境で大きく成長していきます。
ソン・ヘギョの演技は、とにかくナチュラル。強さと脆さを同時に感じさせる表情の変化が秀逸で、特に命の選択を迫られる場面では、心の葛藤が画面越しにも伝わってきました。シジンとのやり取りの中にある“本音と建前”の絶妙な距離感も、彼女だからこそ出せるリアルさでした。
キャスト名 ソン・ヘギョ
이름 송혜교
Name Song Hyekyo
生年月日 1981年11月22日
血液型 A型
身長 161㎝
Instagram kyo1122
代表作品 ザ・グローリー ~輝かしき復讐~1、2
今、別れの途中です
ボーイフレンド
その冬、風が吹く
守護天使

ソ・デヨン役

ソ・デヨン役の役柄
ユ・シジンの右腕的存在であり、寡黙で実直な軍人・ソ・デヨン。言葉数は少ないながらも、仲間想いで情に厚く、どんな時も冷静に任務をこなす姿が頼もしい存在です。
チン・グはまさに“背中で語る男”を体現。セリフよりも視線や立ち振る舞いで感情を表現する演技がとても印象的でした。特に、ミョンジュへの想いを口には出せない不器用さが、逆に切なさを倍増させています。重厚感のある芝居が、作品にもう一つの深みを与えてくれていました。
キャスト名 チン・グ
이름 진구
Name JIN GOO
生年月日 1980年7月20日
血液型 AB型
身長 180㎝
Instagram actor_jingoo
代表作品 優越な一日
刑事ロク 最後の心理戦
リーガル・ハイ
君を愛するその日まで~アンタッチャブル~
ハイクラス ~私の1円の愛~

ユン・ミョンジュ役

ユン・ミョンジュ役の役柄
エリート軍医でありながら、愛には一直線な強さを持つユン・ミョンジュ。階級や家柄の壁に阻まれながらも、ソ・デヨンへの気持ちをまっすぐに貫く姿は、とても魅力的で応援したくなる存在です。
キム・ジウォンは、毅然とした女性像を芯から演じつつも、時に涙を見せる“年相応の弱さ”も丁寧に描き出していました。目が合っただけで感情が伝わってくるような表情の豊かさは圧巻。感情の揺れ動きや葛藤を、繊細に演じきっていて、彼女のシーンでは何度も胸が熱くなりました。
キャスト名 キム・ジウォン
이름 김지원
Name Kim Ji-won
生年月日 1992年10月19日
血液型 A型
身長 164㎝
Instagram geewonii
代表作品 涙の女王
私の解放日誌
都会の男女の恋愛法
アスダル年代記
サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~

ドラマからピックアップ!今日の韓国語

見て、言って、覚えて、韓国ドラマがもっと楽しくなるプチコーナー。
「この単語、ドラマや映画で聞いた!」をどんどん増やしていきましょう♪

💡 今回の韓国語はこれ 💡
군인
[読み] クニン
[意味] 軍人

視聴レビュー

ネタバレなし感想

『太陽の末裔』って、最初は「軍人と医者の恋愛ものなんだな」っていう軽い気持ちで観始めたんですけど、いい意味で想像を裏切られました。ただのラブストーリーじゃなくて、人と人がどう命に向き合うのか、そういう部分まで深く描かれていて、見終わる頃にはすっかり引き込まれていました。

特に印象的だったのが、軍人のユ・シジンと医者のカン・モヨンの価値観の違い。片方は命令で人を守るために戦う立場、もう片方は命を救うことに全力を注ぐ立場。どっちも正しいのに、交わるのが難しい。その葛藤がリアルに描かれていて、ただの“恋愛もの”では片付けられない深さがありました。

でも重いだけじゃなくて、ところどころにクスッと笑えるシーンがあったり、登場人物たちのやり取りがテンポ良かったりして、見ていて飽きないんですよね。会話のやり取りが自然で、気づけば登場人物みんなに愛着が湧いてました。

あとやっぱり、映像が本当にキレイ。海とか建物の風景がすごく印象的で、それがまた物語の雰囲気とすごく合ってるんですよ。まるで映画を観てるみたいなスケール感で、そこにもびっくりしました。

恋愛ドラマって、あんまり自分は観ないほうだったんですが、これはむしろ恋愛を軸にしながら、人としてどう生きるかとか、信念って何かとか、そんなことを考えさせてくれるドラマでした。

感動するシーンもたくさんあって、終わったあとにちょっと余韻にひたってしまうような作品です。派手な展開だけじゃなくて、じっくりと心に残る感じ。気になってる人がいたら、ぜひ一度観てみてほしいなと思います。

🚧 ⚠️ 注意 ⚠️ 🚧
ここから先はネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

⇩  ⇩  ⇩


ネタバレ感想

韓国ドラマ『太陽の末裔』は、ただの恋愛ドラマではありません。軍人×医者という異色の組み合わせのラブストーリーに加え、戦場での使命感、命の尊さ、友情、葛藤などが絡み合い、深みのある人間ドラマが展開されます。美しい映像と緻密なストーリーが魅力の本作を、5つの視点からレビューしていきます!

1.ユ・シジンの魅力|軍人なのに、このギャップはズルい!

「軍人は命を奪い、医者は命を救う」——このシジンのセリフは、ドラマ『太陽の末裔』の核心そのもの。彼の抱える矛盾と葛藤、そしてそれをあえて口に出す潔さに、グッと心をつかまれました。

ソン・ジュンギ演じるユ・シジンは、特殊戦司令部の隊長として部下からの信頼も厚く、戦場では冷静で的確な判断を下す頼れるリーダー。でもその一方で、私生活ではユーモアたっぷりで、ちょっとおちゃめな一面を見せてくれるんですよね。そのギャップが本当にたまらないんです。
モヨンとの出会いのシーンでは、まさにその魅力が爆発。突然現れてはキザなセリフを飛ばし、相手を翻弄しながらもどこか誠実さがにじみ出ている。そのスマートな立ち振る舞いに、「この人、一体何者?」と最初から惹きつけられました。

でも、恋愛が順調にいくかと思いきや、彼の「軍人としての使命感」がそれを簡単には許さない。デート中でもすぐに任務で姿を消すし、自分の過去や任務の詳細は語れない。普通なら「無理」と思うような関係性なのに、それでも彼が不思議と信じられるのは、どこかに“命を懸けてでも守ってくれる”安心感があるからかもしれません。
軽妙なジョークとシリアスな使命感。この両面をこんなに自然に演じ分けられるキャラクターって、なかなかいないと思います。韓国ドラマの中でも、シジンは本当に記憶に残る存在です。

2.カン・モヨンの成長|「ただの恋愛ドラマ」じゃない理由

初めて『太陽の末裔』を観たとき、「これは医者×軍人の恋愛モノか」と思っていたんですが、モヨンのキャラクターを通して、その見方がどんどん覆されていきました。

ソン・ヘギョ演じるカン・モヨンは、仕事に誇りを持つ優秀な医師。最初は、シジンのように「人を殺す仕事をする人とは付き合えない」とはっきり線を引きます。その姿勢には共感する人も多いと思います。恋愛よりも人道的な価値観を大切にしているところに、彼女の芯の強さを感じました。

でも、舞台がウルクへと移り、モヨン自身が紛争地で命と直面するようになると、少しずつ彼女の考えが変わっていきます。危険な現場でも医療活動を止めないシジンの姿、命の重さに真正面から向き合う彼の覚悟に触れ、自分もまた命を救うことの意味を深く実感していくんです。
特に印象的だったのは、地震のエピソード。崩れた建物の中で被災者を助けようとする彼女の姿に、医者として、そして人としての強さを感じました。

命がけの現場で、恐怖や不安を感じながらも、それでも患者を見捨てない。その姿が、観ていて本当に胸を打ちます。
恋愛だけに焦点を当てたドラマなら、きっとここまで心動かされなかったと思います。モヨンの成長を通じて、「命と向き合うことの覚悟」や「誰かを信じることの難しさと美しさ」を描いているからこそ、この作品はただのラブストーリーでは終わらない。観終わったあとに、いろんなことを考えさせられる深さがあるんです。

3.デヨン&ミョンジュ|想い合ってるのに、うまくいかない切なさがしんどい…

『太陽の末裔』で忘れてはならないのが、ソ・デヨン(チン・グ)とユン・ミョンジュ(キム・ジウォン)の関係です。ユ・シジンとカン・モヨンの恋が王道ラブストーリーなら、こちらはまさに“切なさの塊”。観ていて何度も胸が締め付けられました。

デヨンはシジンの親友であり、同じ特殊部隊の下士官。寡黙で真面目、不器用ながらも責任感にあふれた男です。一方のミョンジュはエリート軍医で、階級も家柄も上。しかも彼女の父親は軍の幹部で、デヨンとの交際には大反対という、まさに“障害だらけの恋”なんです。

でも、ミョンジュはそんな父の反対をものともせず、真っ直ぐにデヨンを想い続けます。時に強気で、時に涙を浮かべながらも、彼に向かっていく姿には、本当に心を打たれました。そしてデヨンはというと、自分の立場を理解しているからこそ、彼女の未来を思って距離を取ろうとする…。この「好きだからこそ離れなければいけない」という展開が、もう切なすぎて苦しいんです。

特に印象的だったのは、ミョンジュが病に倒れたとき。表には出さないけど、必死に彼女を守ろうとするデヨンの姿に、彼の深い愛情がにじみ出ていて、涙腺が崩壊しました。
この二人の関係は、韓国社会に根強く残る“階級”や“家柄”といった価値観に真正面から向き合っていて、現実の厳しさを描きつつも、それでも想い合う気持ちを貫こうとする姿が感動的です。

シジンとモヨンの恋が比較的ロマンチックに描かれるのに対して、デヨンとミョンジュの恋はリアルで泥臭くて、でもどこか真っ直ぐ。そんな対照的な二組のカップルが共存しているからこそ、『太陽の末裔』という作品の恋愛描写は、より奥行きを増しているのだと思います。

4.映像美とスケールの大きさ|「これ、本当にドラマ?」って驚くレベルのクオリティ

『太陽の末裔』を語るうえで、映像の美しさとスケール感は絶対に外せません。このドラマはギリシャでの本格的な海外ロケを敢行。舞台となる“ウルク”という架空の紛争地を、現実さながらのリアリティで描いています。その景色が、もう本当に美しいんです。

白い建物が並ぶ街並み、どこまでも広がる青い海、夕日に染まる砂浜…画面を通して伝わる異国の空気感が、物語に壮大なスケールと深みを与えてくれています。単なる恋愛ドラマの枠を超えて、「これはもはや映画では?」と思わせるほどのクオリティでした。

なかでも特に印象に残っているのが、シジンがモヨンを救出するシーン。建物の瓦礫に閉じ込められたモヨンを、シジンが軍隊を率いて助けに来る場面は、緊張感がMAXで、息をのむ展開。まさに“命を懸けた恋”がリアルに描かれていて、ハラハラドキドキが止まりませんでした。

スリル満点の演出に加えて、照明やカメラワークも完璧で、ドラマでここまでの臨場感が出せるのかと驚かされました。
そしてその対極にあるのが、夜空の下で二人が静かに語り合うロマンティックなシーン。星空の下でキャンプのような空間に座り、静かに心を通わせるその時間は、幻想的な映像美と相まって本当にうっとりするほどの美しさ。

映像が美しすぎて、思わず何度も見返してしまいました。
これらのシーンがあるからこそ、『太陽の末裔』は他のドラマとは一線を画す存在になったのだと思います。ドラマを観ているのに、まるで映画のような感覚。物語の世界観にどっぷり浸かれる映像体験は、ぜひ多くの人に味わってほしいです。

5.『太陽の末裔』が他の恋愛ドラマと違う理由

✔ ただのラブストーリーではない → 使命感や命の尊さが描かれている
✔ 韓国社会の価値観を反映 → 軍人の階級、医療現場のリアルさ
✔ アクション×医療×恋愛の融合 → 他にないユニークな設定
✔ ギリシャロケの圧倒的映像美

このように、恋愛ドラマの枠を超えた『太陽の末裔』は、韓国ドラマ史に残る名作です。

💡『太陽の末裔』を観るなら?

現在、『太陽の末裔』は以下の配信サービスで視聴できます。
✅ U-NEXT(※配信状況は変更になる可能性があります)

キーワード🔑

韓国ドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun』のキーワード
#軍人と医師のロマンス #運命的な再会 #感動のラストシーン

最後まで読んでいただきありがとうございました。
あきらのひとりごとでした。

QooQ