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『ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~』レビュー|恋愛×アート×経営!魅力満載のロマンチックコメディ

2025/04/11

レビュー〈韓国ドラマ〉

まるで水と油のような二人が出会い、衝突しながらも惹かれ合っていく物語。美術館を守ろうとする上品なダリと、カムジャタン店の息子ムハクが織りなすストーリーは、笑いあり、感動ありで見どころ満載!
更新 2025.04.11

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作品概要と基本情報

こんな人におすすめ!

✅ロマンチックコメディが好きな人
✅価値観の違う二人が歩み寄るストーリーが好きな人
✅笑いあり、胸キュンありの作品を求めている人
✅ユニークなタイトルに惹かれた人

ドラマの基本データ

タイトルだとどんな話なの?と謎が多いと思います。
あなたは「正反対のふたりの恋」に弱いタイプですか??
それならこのドラマ、きっとハマりますよ。まずは作品についてご紹介します。

作品情報
タイトル ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~
原題 달리와 감자탕
英題 Dali and Cocky Prince
ジャンル ロマンティックコメディ
2021年
話数 全16話
脚本 ソン・ウネ
演出・監督 イ・ジョンソプ

放送・配信について

韓国の放送・配信について
チャンネル KBS 2TV
配信サイト Wavve
公開・配信日 2021年9月22日~
日本の放送・配信について
配信サイト U-NEXT、prime video、FOD他
配信日 配信中

あらすじ

キム・ダリは、オランダにあるセイントミラー美術館で学ぶ優秀な美術研究者。知識もセンスも申し分ないのですが、何かに夢中になると寝ることも食べることも忘れてしまうという、ちょっと心配になる一面も持っています。

そんなある日、ダリは展覧会に招かれた特別ゲストを出迎えることになります。ところが手違いから、カムジャタンチェーン店の常務であるチン・ムハクという全く別の人物を迎えてしまい…。

上品で知的なダリと、ちょっとがさつで庶民的なムハク。まるで正反対のように見えるふたりですが、予想もしなかったやりとりを重ねながら、なぜか再会を約束することになります。

二人の間にどんな物語が待っているのか――静かに、でもどこか期待の膨らむ出会いから始まるストーリーです。

[このブログでは、U-NEXTの作品情報を参考にあらすじをわかりやすく再構成しています。]

キャスト

チン・ムハク役

チン・ムハク役の役柄
カムジャタンチェーン「ドンドンF&B」の常務という肩書きを持ちながら、洗練されたビジネススタイルとは無縁の、ちょっとガサツで口の悪い庶民派キャラ。だけど、心根はとても真っ直ぐで、家族や部下にもちゃんと愛情を持って接する姿が魅力的です。
キム・ミンジェは、粗野だけど憎めない“庶民の男”ムハクを、絶妙なバランスでユーモラスに演じています。感情がすぐ顔に出るところや、ダリとの会話で見せる不器用な優しさには、何度もクスッとさせられました。特にムハクの「育ちより中身で勝負」な姿勢が、見ていてすがすがしかったです。
キャスト名 キム・ミンジェ
이름 김민재
Name KIM MINJAE
生年月日 1996年11月1日
血液型 B型
身長 173㎝
Instagram real.be
代表作品 朝鮮精神科医ユ・セプン 1、2
ブラームスは好きですか?
浪漫ドクター キム・サブ 1、2、3
コッパダン~恋する仲人~
トッケビ~君がくれた愛しい日々~

キム・ダリ役

キム・ダリ役の役柄
由緒あるチョンソン美術館のひとり娘で、知的で品があり、誰に対しても礼儀正しく接する完璧なお嬢様。美術への深い理解と教養を持ち、見た目も中身も「ザ・お嬢様」ですが、実は天然でどこか抜けた一面も。
パク・ギュヨンは、高貴な雰囲気と繊細な感情表現を両立させるのが本当に上手で、ダリの内に秘めた葛藤や不安も、表情や目の動きひとつで伝えてくれるので、見ていて自然と感情移入できました。
キャスト名 パク・ギュヨン
이름 박규영
Name Park Gyu-young
生年月日 1993年7月27日
血液型 O型
身長 169㎝
Instagram lavieenbluu
代表作品 イカゲーム2、3
Sweet Home -俺と世界の絶望-1、2
セレブリティ
悪魔判事
サイコだけど大丈夫

カン・テジン役

カン・テジン役の役柄
ダリの幼なじみで、韓国政財界に強い影響力を持つ人物。表面上は穏やかで完璧に見えるのですが、どこか計算高く、一筋縄ではいかない空気を漂わせています。
クォン・ユルはこの役で、品のある笑顔の奥にちらつく「本音の読めなさ」を丁寧に演じています。ムハクとはまた違った意味で、ダリとの関係に緊張感を与える存在。優しさと冷静さの間で揺れる表情が印象的でした。
キャスト名 クォン・ユル
이름 권율
Name Kwon Yul
生年月日 1982年6月29日
血液型 -
身長 181㎝
Instagram kwonse82
代表作品 遊んでくれる彼女
コネクション
ずっとあなたを待っていました
メンタルコーチ チェガル・ギル
ミョヌラギ1、2

ドラマからピックアップ!今日の韓国語

見て、言って、覚えて、韓国ドラマがもっと楽しくなるプチコーナー。
「この単語、ドラマや映画で聞いた!」をどんどん増やしていきましょう♪

💡 今回の韓国語はこれ 💡
미술관
[読み] ミスルグァン
[意味] 美術館

視聴レビュー

ネタバレなし感想

『ダリとカムジャタン』は、美術館の令嬢と、庶民派で豪快な実業家という真逆の二人が織りなす、ロマンティックでちょっと奇想天外なラブストーリーです。最初はまるで水と油のような二人の関係が、少しずつ近づいていく過程が微笑ましく、心をくすぐられます。

特に印象的だったのは、コミカルなやりとりとテンポの良さ。ユーモアたっぷりの会話劇や、ちょっとズレた感性のキャラクターたちが作り出す軽快な空気がクセになり、気づけば次のエピソードが気になって止まらなくなっていました。

でもこの作品、ただのラブコメではありません。家族の絆や過去のトラウマ、そして夢を追い続けることの困難さといった、思わず胸が締めつけられるような要素も丁寧に描かれています。笑っていたはずが、ふとした瞬間に泣けてしまう…そんな感情の揺れが心地よく、物語に深みを与えています。

主演のふたりの相性も抜群で、ぶつかり合いながらも惹かれ合っていく関係性に、自然と感情移入してしまいました。お互いの価値観の違いを乗り越えていく姿には、どこか勇気をもらえるようなあたたかさがあります。

軽やかでありながら、心に残る深さもあるこのドラマ。単なる恋愛ものでは物足りない、でも重すぎるのはちょっと…という方にはぴったりのバランス感覚だと感じました。

ラブコメ好きはもちろん、心がちょっと疲れているときに、元気をもらいたい人にもおすすめです。『ダリとカムジャタン』は、笑いと癒し、そして少しの切なさを絶妙にブレンドした作品だだと思います。

🚧 ⚠️ 注意 ⚠️ 🚧
ここから先はネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。

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ネタバレ感想

『ダリとカムジャタン』は単なるラブコメにとどまらず、アート、ビジネス、家族の絆、成長など、多彩な要素が絡み合った作品です。美術館を舞台に、育ちも価値観も正反対な二人が織り成すロマンスは、笑いと感動が詰まった唯一無二の物語。そんな本作を5つの視点からレビューしていきます!

1.チン・ムハクの魅力|型破りだけど憎めないカムジャタン御曹司

チン・ムハク(キム・ミンジェ)は、このドラマの中でも一際異彩を放つキャラクター。学歴はないけれど、家業のカムジャタンチェーンを成功させた実力派の御曹司です。よくある“財閥のボンボン”とは違って、泥臭くて、庶民的で、どこか親しみやすい存在。そんな彼の型破りな魅力に、私はすっかり惹き込まれてしまいました。

まず印象的だったのは、彼の商才と行動力。机上の空論ではなく、現場での経験と直感で物事を判断するスタイルは、ときに大胆すぎてヒヤヒヤする場面もありますが、見ていてとにかく痛快。学歴がないことに引け目を感じるどころか、それをパワーに変えて突き進む姿には、思わず「かっこいいな」と感じてしまいます。

見た目もなかなか個性的で、毎回登場するたびに「今日はどんな派手なスーツを着てくるの?」とちょっと楽しみになるくらい(笑)。その奇抜なファッションセンスも、ムハクのキャラクターを象徴するひとつの要素だと思います。

そして何より、ムハクの一番の魅力は“人間味”。恋愛に対しても仕事に対しても、常に真っすぐ。ダリに対しては、とにかくストレートに気持ちをぶつけていくんです。時には空回りしてしまうこともあるけれど、その不器用さが逆にキュンとくるポイント。余計な駆け引きなんてせず、「好きだからそばにいたい」と思ったら即行動。そんな彼の真っ直ぐな愛情表現に、何度も心がときめきました。

物語が進むにつれて、彼の内面の変化も丁寧に描かれていきます。最初は美術や芸術にまったく興味がなかったムハクが、ダリとの関わりの中で少しずつアートの世界に触れ、文化や感性の価値を理解しようと努力する姿はとても感動的でした。ただの商売人ではなく、人間として深みを増していくその過程が、ムハクをより魅力的にしていたと思います。

また、部下や家族に対しても実はとても情が深く、表には出さないけれど大切な人たちへの思いやりを忘れないところもポイント。時にぶっきらぼうで口が悪くても、根はとても温かくて優しい。そんなギャップにグッときた視聴者も多いのではないでしょうか。

完璧ではないからこそ共感できるし、成長していく姿を見守りたくなる。そんな“憎めない男”が、チン・ムハクです。彼のキャラクターなくして『ダリとカムジャタン』は成立しなかった、と言っても過言ではないと私は思います。

2.キム・ダリの成長|美術館を守るための奮闘

キム・ダリ(パク・ギュヨン)は、まさに“育ちの良さ”がにじみ出る上品で知的な女性。名門一家の令嬢として、幼い頃から世界を飛び回り、美術を学んできた彼女は、まさに文化と芸術の申し子のような存在です。物腰柔らかで誰に対しても丁寧、控えめだけど芯が通っていて、まさに“令嬢”という言葉がぴったりのキャラクターだと感じました。

そんな彼女が、突然の父の死をきっかけに、美術館の経営という現実と向き合うことになります。美術や芸術には深い理解があるけれど、経営に関してはまったくの素人。しかも、経済的に厳しい状況に置かれている中で、理想と現実のギャップに戸惑う姿には思わず共感してしまいます。

彼女の魅力は、そんな過酷な状況でも決して逃げず、自分の信じる「芸術の価値」を守ろうと努力するところにあります。ムハクとは正反対とも言える価値観を持ちながらも、真っ向から否定するのではなく、少しずつ理解しようと歩み寄る姿勢が印象的でした。特に、経営に対して徐々に責任感を持ち、成長していく過程はとても丁寧に描かれていて、彼女の変化に思わず感情移入してしまいます。

また、ダリは“お嬢様”でありながらも決して高飛車ではなく、どこか天然でおっちょこちょいな一面も。そのギャップがとても可愛らしく、見ていて癒されるポイントでもあります。ムハクとの掛け合いの中でも、その天然ぶりが発揮され、クスッと笑えるシーンが多かったです。

そして何より、ムハクという型破りな相手に振り回されながらも、自分の信念を手放さない彼女の強さが、非常に印象的でした。表面的な優しさや気品だけではなく、内に秘めた“強さ”と“誇り”こそが、キム・ダリというキャラクターの大きな魅力だと感じます。彼女の奮闘と成長が、このドラマに深みを与えていたのは間違いありません。

3.二人の恋愛模様|まるで異文化交流!?

ムハクとダリの関係性は、まさに“水と油”。育ちも価値観もまるで違って、最初は本当に噛み合わない2人なんですが、そこがむしろ面白いんです。ムハクはとにかく直球タイプ。思ったことはすぐ口に出すし、好きになったら一直線。対するダリは、控えめで慎重派。そんな2人がぶつかりながらも少しずつお互いを理解していく過程が、とても丁寧に描かれていて、観ていて引き込まれました。

衝突するたびに、ムハクは「自分のやり方では通じないこともある」と気づきダリは「相手の想いにちゃんと向き合わなきゃ」と学んでいく。その一つひとつがリアルで、「恋愛って、ただ気持ちが通じ合えばうまくいくわけじゃないんだな」と感じさせられました。

特に印象に残ったのは、ムハクの不器用な優しさ。大胆でちょっと強引に見えるけど、実はすごくダリを気遣っていて、ちゃんと彼女の立場や気持ちを考えているんです。そのギャップに何度も胸キュン…!です。

また、ダリもただ受け身なだけでなく、彼のまっすぐな愛情に少しずつ心を開いていく姿がすごく自然で、好感が持てました。

異なる価値観を持つ2人が、衝突しながらも支え合って、変化し合っていく様子は、まるで異文化交流のようでとても温かい。そんな微妙なバランスで成り立っているムハクとダリの関係に、自然と応援したくなる気持ちが芽生える。そんな恋愛模様がこの作品の魅力のひとつです。

4. コメディ×感動のバランス|笑って泣ける、絶妙な心地よさ

『ダリとカムジャタン』の大きな魅力のひとつは、笑いと感動のバランスがとても良いところ。全体的には軽やかでテンポの良いストーリーなんですが、ちゃんと心に残るシーンが散りばめられていて、観終わったあとには不思議と温かい気持ちになれるんです。

ムハクのちょっとズレた発言や、感情むき出しの行動は思わず吹き出してしまうことも多く、笑いどころがしっかりあるのが嬉しいポイント。ダリの天然なリアクションとの掛け合いも絶妙で、「この2人、見てるだけで楽しいな」と思わせてくれます。

さらに、美術館のスタッフたちもみんなキャラが立っていて、サブキャラたちの活躍もこの作品にしっかりとした厚みを加えています。

ただのラブコメに終わらないのがこのドラマの良いところ。美術館の存続問題や家族との関係、経営の難しさなど、物語が進むにつれてどんどんシリアスなテーマも出てきます。

それでも、暗くなりすぎないトーンで描かれているので、感動しつつも心が沈まない、ちょうどいいバランスなんですよね。

笑わせてくれるけど、ふとした瞬間にジーンとくる。この“感情の振れ幅”がとても心地よくて、観ていて飽きない構成だと感じました。

単なる恋愛ものやコメディではなく、人生のあたたかさまで感じられるような深みがある――それがこの作品の素晴らしさだと思います。

5. 『ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~』が他の恋愛ドラマと違う理由

✔ 恋愛だけでなく、ビジネス&アートがテーマに含まれている
✔ ギャップのあるキャラクター同士の掛け合いが楽しい
✔ ヒロインが単なる「守られる存在」ではなく、成長していく物語
✔ 韓国ドラマならではの財閥&庶民設定を逆転したユニークな構図
✔ 映像美&おしゃれな美術館のシーンが楽しめる
✔ ムハクの恋愛観が新鮮で、韓国ドラマ定番の財閥御曹司とは違う
✔ コメディ要素が多く、重すぎずに最後まで楽しめる

アートとビジネス、そして恋愛が絶妙に絡み合った『ダリとカムジャタン』。笑いあり、涙ありの心温まるストーリーをぜひ楽しんでください!

💡 『ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~』を観るなら?

現在、本作は以下の配信サービスで視聴可能です。
✅ U-NEXT、prime video、FOD他
(※配信状況は変更になる可能性があります)

キーワード🔑

韓国ドラマ『ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~』のキーワード
#美術 #正反対の恋 #成長 #ラブコメ

最後まで読んでいただきありがとうございました。
あきらのひとりごとでした。

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